Copacabana.

Good Day,and Good Monochrom.

Page135:カシェ・バルジ for LEICAを手にする。

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注:写真はメーカーサイトから参照しています 


カメラが好きな人間にとってカメラストラップというアクセサリは結構悩む。素材に始まりデザインや価格、作り手などなど。自分のカメラとの相性もあってこれだと決めても、でもちょっと待て・・。と気が付いたら1時間ぐらい迷ってる。

M10のストラップ選びもかなり悩んだ。カメラには毎日触れているんで、ナイロン系で出来るだけ軽いものが・・とも考えたのだが長く使う事を視野に入れると、経年変化をカメラ同様に楽しめる素材がいい。そうなると革しか無いよな、と色々と悩み悩んで辿り着いたのは数量限定で製作する Acru(アクリュ)のストラップになった。

 

アクリュのストラップは前々から気にはなっていたが、有名なブランドなので他の人と被りそうと少しばかり距離を置いていた。後はサイトを見たらわかると思うけど「ライカの寫眞機」という表現がちょっぴり恥ずかしくて、寫眞機って自分言わないし。なんて思ったり。

しかしふとAcruのサイトをチェックしてると”カシェ・バルジ for LEICA”という製品を紹介されていた。革はブライドルレザーとコードパンの組み合わせで色は黒のみ、という結構渋い素材チョイスで月生産量は限定。と来れば自分が概ね狙っていたイメージと合致する。早速注文を入れて、約3週間ぐらい過ぎた頃に手元に届いた。

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価格は約1万5千円程。ストラップとしては安くは無いのだけれど、梱包や手触りの良い豚革の袋の中からストラップを取り出す演出に相応の値段に感じたのが第一印象。因みにこの袋も赤いレザータグが付けられていて、調べてみると通常のカシェ・バルジには革製の袋はついてこないようだね。

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ストラップの取り付け部分には、コードパンが金具の保護カバー的にあしらわれている。全体では3種類の革の素材を組み合わせて制作されていて、直接衣類に触れる部分はブライドルレザーではなく、水分に強い牛革を使用して革職人の手で細かく仕上げているのも製品への熱量を感じる。

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カシェ・バルジは兄弟製品としてカシェ・レッタというラインナップもあるけれど、違いとしてはショルダー部分の幅がバルジだと、膨らみを持たせてやや幅が広いのだという。

実際カメラを首から下げて歩いている際に膨らみ部分の恩恵を感じる。比較的軽量なカメラの部類であるLEICAだが、旅行の際に細めのストラップでは後半にかけて痛みが強くなる事を度々感じた。しかしカシェ・バルジにしてからあまり痛みは感じなくなったのは、ショルダー部分の加工の恩恵が大きいのだと思う。

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LEICAのアイコンの一つであるRED DOTと同じ赤のワンポイント。一つ一つLEICAへのリスペクトを感じるカシェ・バルジ for LEICA、レギュラーのバルジよりもLEICAを意識している製品だが絶対的にLEICAじゃなきゃ似合わないか?と言われれば、そんなことは無い。X-Series、特にX-Pro2やフィルムカメラ辺りにも凄くハマりそう。

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ブライドルレザーは硬い。しかしその硬さも時間の経過、概ね1年ぐらい使用し続けていると柔軟になるので自身の体に馴染むのはもう少し先だ。僕が使用しているLEICA M10のボディに真鍮の地肌がうっすらと見え始める頃、カシェ・バルジもちょうど良い感じに体に馴染んでいるだろう。

 

Amazon楽天などで販売される、アフリエイトよろしく系のマスプロダクトとは正反対のAcruのカメラストラップ。しかし本当に良いモノというのは実は手に渡るまで非常に時間が掛かり、簡単に手に入るものではない。僕は作り手の背景が見えるようなモノが堪らなく好きだし、カシェ・バルジのような完成までに手垢が付いた製品は、ずっと使い続けたいという想いを抱かせてくれる。逆にアソシエイツが世に出回ったからこそ、丁寧に作り上げる製品の価値がより輝いて見えるのかもしれない。

カシェ・バルジ for LEICAは、堅牢なブライドルレザーとコードパンの組み合わせで高級感も高い。時間を掛けて使い続けていられる、数少ないカメラストラップだと思う。自信を持ってお勧めしたい。