印象的な一瞬を撮る事ができるスナップシューター、というのはこの世には幾多の機種があれども実は種類は限られている。
この写真は僕が気に入っている写真の一つだが、このレベルの構図の写真はiPhoneでも撮れるだろう。しかしフォーカスされた母親の背景がなだらかにボケて、立体感がある描写が人物を深く印象付ける。
もう一つはこのカメラはシャッターを切る際の音がしない。レンズシャッターは物足りないという人も居るが、本来のスナップというのは無音が良い。気配は出さずに「ピッ」というフォーカスの音も聞こえない。様々な絡みの構成要素が有って、この写真が成立したとすると撮ったカメラは実に良いカメラだと思う。
撮影者の想いと、カメラが身体の一部になった気にもなるフルサイズコンパクトのライカQ。離れると以前にも増して深みを感じるカメラ、GRⅢの発売が近づいて購買意欲が出ている方も多いかと思うが、Qを使っていた立場からするとより印象的な描写を出してくるのはLEICA Qだ。と言いたい。
付け加えるとこの写真は片手でほぼノーファインダー。GRと比較する機種ではないと思うが、同じ28mmでありクロップモードが付いて機能的に近い存在、なのである意味GRⅢにも期待も込めてこの記事を書いてみた。しかし「ライカ1番のスナップシューターはどの機種か?」と聞かれたら僕ならLEICA Qにスッと手を上げるかも知れない。
Location:Shimabukuro,Kitanakagusuku-Vill,Okinawa,Japan.
Date:01.09.2018
Camera:LEICA CAMERA AG LEICA Q(Typ116).
Lens:LEICA SUMMILUX 1:1.7/28 ASPH.
Apature:f/1.7 ISO:200
Prosecessed with VSCO with KX4 Priset.